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大学野球  2025.04.08

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大学野球 愛知春季L 中京大 勝ち点1

6回 3ランを放って味方とハイタッチする中京大の寺下

6回 3ランを放って味方とハイタッチする中京大の寺下

 春季リーグの1部は7日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で3回戦1試合が行われ、中京大が12-4で中部大に七回コールド勝ちし、2勝1敗として勝ち点1を得た。中京大はプロ注目の高木が5回4失点で今季初勝利。六回に寺下の3ランで突き放した。

■二刀流・寺下 リーグ戦1号

 投打の二刀流に挑戦する2年生が大器の片りんを見せつけた。2点リードで迎えた六回無死一、三塁、中京大の寺下がリーグ戦初本塁打を放った。あっという間に右翼席に着弾する一打にも「最悪、併殺でも1点が入る場面。軽打の意識が良い結果につながった」とうなずいた。

 静岡・藤枝明誠高出。当時から投打で注目を集めていたが、プロ入りはかなわなかった。二刀流の提案があった中京大に進み、現在は野手と投手の練習を7対3の割合でこなしている。

 投手登録ながら開幕から全試合で「5番・指名打者」で先発出場すると、ここまで打率6割6分7厘をマーク。「最初は投手でプロを目指すことを思い描いていたが、打撃がいい形になっている。どっちもやっているのが売り」。投げても151キロを計測する右腕。オープン戦では投げたが、リーグ戦の登板は今後になりそう。2季ぶりの優勝を目指すチームに、楽しみな戦力が現れた。(郷司駿成)

 =中日新聞社後援

▽パロマ瑞穂(中京大2勝1敗)
中京大 1230033|12
中部大 2000200|4
 (七回規定によりコールドゲーム)
(京)高木、磯部-森瀬
(部)長谷川、泉、小川、久保庭-日野、薬師寺
本塁打 川瀬、寺下、秋山(以上京)

(2025年4月8日 中日新聞朝刊19面より)
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