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お知らせ  2024.10.01

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名城大特任教授に佐川氏 大同特殊鋼顧問 「ネオジム磁石」発明

ネオジム磁石を発明し、名城大特任教授に就任する大同特殊鋼顧問の佐川眞人さん

ネオジム磁石を発明し、名城大特任教授に就任する大同特殊鋼顧問の佐川眞人さん

 世界最強の永久磁石「ネオジム磁石」の発明者で大同特殊鋼(名古屋市東区)顧問の佐川眞人さん(81)が、名城大(同市天白区)の特任教授に1日付で就任することが分かった。ネオジム磁石は電気自動車(EV)や電化製品などに幅広く使われ、8日発表のノーベル物理学賞、9日の同化学賞の候補とされる。

 佐川さんは2022年4月に名城大が設立した研究機関「カーボンニュートラル研究推進機構」でシニアフェローを務めるなどのつながりがある。特任教授として、自身の研究やベンチャー企業立ち上げの経験を基に、教育や研究に協力していく予定。

 佐川さんは徳島市生まれ。神戸大工学部卒、東北大大学院で博士課程修了。1972年富士通に入社し、82年に住友特殊金属(現・プロテリアル)に転職して間もなく、ネオジム磁石を発明した。2012年日本国際賞、22年英エリザベス女王工学賞、24年欧州発明家賞に選ばれ、同年5月に第77回中日文化賞を受賞した。

(2024年10月1日 中日新聞朝刊26面より)

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