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学生活動  2024.10.02

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学祭の子ども食堂おいで 東海市の星城大で12、13日

子ども食堂への来場を呼び掛ける学生ボランティアたち=東海市の星城大東海キャンパスで

子ども食堂への来場を呼び掛ける学生ボランティアたち=東海市の星城大東海キャンパスで

 フードロス解消と子育て支援の両立を目指した「子ども食堂」が12、13日に東海市の星城大東海キャンパスである大学祭「星祭」で企画されている。賞味期限が迫った食品の販売収益などで運営する仕組みで、大学で行われるのは県内初だという。(平木友見子)

■味の素×知多のNPO×知立の学食会社

 食品メーカー「味の素」(東京)は、廃棄される可能性のある自社の冷凍食品を子ども食堂に無償提供したり、地域の飲食店に提供して販売益を子ども食堂に寄付してもらったりする「アジパンダ食堂」を全国で展開している。

 知多市内で月1回、子ども食堂を開くNPO法人「子どもの気力・体力・知力向上委員会ChikiChiki隊」がこの取り組みを知り、同社と星城大、大学の学生食堂やコンビニを運営する「魚初」(知立市)に呼びかけ、4者でタッグを組んだ。

 星城大では、味の素から提供された冷凍チキンを学内のコンビニで8月下旬に販売。9月下旬からは、学生食堂で冷凍ケーキをパフェにして提供している。これらの収益と、学内に置いた募金箱、大学からの寄付を合わせて子ども食堂の運営費に充てる。大学祭当日は学生ボランティアが手伝い子どもたちと交流するほか、フードロス食品の販売ブースも設け、収益を今後の子ども食堂支援に使う。

 同NPOの前田聖子理事は「普段は肉の価格が高くてなかなか出せないので、肉料理を提供したい。おなかいっぱい食べてほしい」と開催を心待ちにする。大学側は「今後も取り組みを継続させていきたい」とする。

 大学祭の子ども食堂は両日ともに正午~午後2時。各100食。中学生以下無料、高校生以上は300円。事前申し込み不要。キャンパス内では、子ども向けイベントや移動動物園なども実施される。

(2024年10月2日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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