食品スーパーのマックスバリュ東海（ＭＶ東海、浜松市）は３月２５日、三重県内に初の無人店舗「Ｍａｘマート」を、鈴鹿医療科学大の千代崎、白子両キャンパス内にオープンした。軽食需要に対応するため、飲料、菓子、ヨーグルト、アイスなど約４００種類の商品を扱う。（沢井秀之）

　大学の開放時間に合わせて営業し、クレジットカードや電子マネーなどが使えるキャッシュレス専用レジを利用する。商品は近隣の店舗から随時補充する。大学側からの依頼を受け、設置した。

　同社によると、敷地外に出る必要がなく、売店などに比べて時間を気にせず買い物ができる利便性から、導入した企業や大学からは好評だという。福利厚生の一環で取り入れる企業もある。

　保健衛生学部医療栄養学科臨床検査学専攻の４年生黒河内杏子さんは「品ぞろえが多くなり、リーズナブル。セルフレジは普段から利用しているので簡単にできた。お店が開いている時間が長くなったので便利」と話していた。

　Ｍａｘマートは、２０２２年３月に１号店を静岡市内にオープンした新業態。２４年４月１日現在で、静岡、愛知、三重県内に５４店を展開している。

（2024年4月4日　中日新聞朝刊三重総合版より）