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お知らせ  2024.03.31

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愛大法科大学院授業 名市大生履修OKに 法曹養成で部局間協定

署名した協定書を見せる愛大の上田法務研究科長(右)と名市大の野中学部長=東区の愛大車道キャンパスで

署名した協定書を見せる愛大の上田法務研究科長(右)と名市大の野中学部長=東区の愛大車道キャンパスで

 愛知大大学院法務研究科(法科大学院、東区)と名古屋市立大人文社会学部(瑞穂区)は29日、部局間協定を締結した。多くの学生が司法試験に合格してきた愛大法科大学院の授業を同学部生が受けられるようになり、人文社会の幅広い知識を身に付けた法曹を育成するのが狙い。

 愛大法科大学院は2004年度に設立され、1学年20人の少人数教育で、司法試験にこれまで145人が合格し、地域に法曹を輩出してきた。名市大の同学部は「持続可能な開発のための教育」(ESD)に力を入れており、社会学や心理学などを学べる。

 協定締結で、愛大の同院1年生向けに開講されている「基本科目」を、名市大の同学部生が無料で履修できる新制度が始まる。憲法や民法など17科目あり、同院に入学すれば、履修を免除される。両者は今後、教育や学生活動の支援などの連携も模索していく。

 愛大の上田純子法務研究科長は「人文社会の知識が基盤にあるのは、法曹としても視野が広がり、活躍できる」と期待し、名市大の野中寿子学部長は「非常に高度な授業を受けられる良い機会で、学生のキャリアを広げられれば」と話した。 (鈴木凜平)

(2024年3月31日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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