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学生活動  2024.01.26

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管理栄養士の卵 他職種から刺激 名学芸大生 病院などでボランティア

ボランティアとして入所者の話し相手になる学生=日進市米野木町の愛泉館で

ボランティアとして入所者の話し相手になる学生=日進市米野木町の愛泉館で

 日進市の名古屋学芸大管理栄養学部3年の学生有志13人は昨年10月から、ボランティアとして愛知国際病院(同市)や関連施設で職員の補助や患者の話し相手などを務めている。いずれも病院勤務を志望する管理栄養士の「卵」たちだ。多職種でのチーム医療が主流となる中、学生たちは「ほかの職種の人たちの仕事ぶりを見ることは学びにつながる」と刺激を受けている。3月末まで。(平木友見子)

■老健施設で話し相手も

 管理栄養士になるには病院や保健所などでの実習が必要。しかし、他職種の人とは接点がないまま終わってしまう例も多いという。そこで同学部では2023年度から、幅広い視点で管理栄養士の仕事を捉えられるようにと同病院に協力を依頼した。立花詠子准教授は「昨今は1人の患者をいろいろな職種の人たちで支えるチーム医療が中心。他職種の仕事を知るのは、とてもいいことだ」と話す。

 ボランティアの活動は計36回で、1回につき1~3人の学生が参加。医師や看護師、薬剤師、管理栄養士らが連携して患者の栄養管理をするニュートリションサポートチーム(NST)の見学やホスピス(緩和ケア)棟のボランティアスタッフのサポート、食事の提供補助などに取り組んでいる。

 23日には、2人の学生が介護士と一緒に、日進市の老人保健施設「愛泉館」で活動。入所者の話し相手を務めた服部彩乃さん(21)は「管理栄養士以外の目線に立てて刺激になる」、滝口彩さん(21)は「いろいろな世代、職種の人と交流でき、どういう管理栄養士になりたいかというイメージがつかめた」と手応えを語った。

(2024年1月26日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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