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学生活動  2023.08.30

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子どもと名学芸大生 芸術で交流 日進の児童発達支援施設で創作

学生たちと一緒に作品づくりを楽しむ子どもたち=日進市栄の「andにこり日進」で

学生たちと一緒に作品づくりを楽しむ子どもたち=日進市栄の「andにこり日進」で

■長野や名古屋で展示へ

 重症心身障害児や医療的ケア児が対象の通所支援施設を運営する特定NPO法人「幸せつむぎ」(名古屋市緑区)。施設を利用する子どもたちの作品を集め、12月に長野県松本市、来年2月に名古屋市で開く「つむぎの展」(中日新聞社会事業団後援)に向けて準備を進めている。(平木友見子)

 同展は、県内の4施設を利用する子どもたちが、地元の人と交流しながら創作するのが特徴だ。昨年に続き2回目で、今回のテーマは「Wa」。人と人のつながりを意味する「輪」や「和」をイメージするとともに、大文字と小文字を組み合わせることで、さまざまな人が支え合うことを表した。

 施設ごとに制作するモニュメントは異なる。児童発達支援施設「andにこり日進」(日進市栄)では6月から、2~6歳の12人が、名古屋学芸大(同市)のサークル「にゅあすまいる」の学生と一緒に「布ツリー」に挑戦。露草色や紅梅色など和の絵の具からお気に入りを選び、1人1人の特性に合わせて筆を使ったり、玩具に色をつけて投げたりして5枚の布に彩色した。それぞれ違う模様に仕上がった布をちぎったら、束ねて高さ2メートルのツリーを完成させるという。

 同サークルの中西美澪(みれい)さん(18)=1年=は「みんな生き生きと創作しているので、一緒にやって楽しかった」、前田陽葵(ひなた)さん(19)=2年=は「自由で個性が感じられる作品になれば」と話す。同施設の保育士三宅里奈さん(22)は「たくさんの人に見てもらいたい」と願っていた。

 「つむぎの展」は12月に長野県松本市の市美術館で、来年2月に名古屋・栄の愛知芸術文化センターで開催。また10月2~15日には、日進市にぎわい交流館に「andにこり日進」の作品が展示される。

(2023年8月30日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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