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学生活動 2023.08.30
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性の多様性 劇で表現 愛知淑徳大生 来月、北区で披露
愛知淑徳大(長久手市)の学生たちが、演劇を通して性の多様性を学んでいる。「男らしさ」「女らしさ」、結婚や服装に潜む固定観念…。学生の意見を基にした創作劇を9月2日、北区の北文化小劇場で披露する。(水谷元海)
「祖母の面倒を見てんのは、結局、母」「ありえないでしょ」「赤の他人の、嫁にさせるなんて」。23日に同大であった劇の練習。学生たちがリズムに乗せ、結婚について感じる違和感を吐き出した。
演劇は同大が2017年から開講する「ジェンダー・ダイバーシティ表現演習」の一環で、今年は1~4年の28人が受講している。4月から4グループに分かれ、それぞれが感じているジェンダーの問題を議論。その内容を基に、同大非常勤講師の劇作家らが脚本を書き、8月から公演に向けて練習している。
公演名は「自分のための辞書を編む」。各グループは「恋愛と結婚」「装いの義務と自由」など、それぞれのテーマに沿った10分ほどの劇を上演する。
せりふは、役を演じる学生とは別の学生の意見を反映するようにしている。1年の女子学生(18)は「世間一般の性の考えに違和感を感じている学生がいっぱいいた。意見を出した学生はどんな気持ちなんだろうと想像しながら表現したい」と話す。
担当講師で劇作家のニノキノコスターさん(41)は「ジェンダーは難しいテーマと構えるかもしれないが、学生目線で考えた劇。ダンスの要素などもあり、楽しく鑑賞してほしい」と来場を呼びかけた。
午後3時開演。入場無料で、1日午後10時までに専用サイトから予約が必要。
(2023年8月30日 中日新聞朝刊市民総合版より)
「祖母の面倒を見てんのは、結局、母」「ありえないでしょ」「赤の他人の、嫁にさせるなんて」。23日に同大であった劇の練習。学生たちがリズムに乗せ、結婚について感じる違和感を吐き出した。
演劇は同大が2017年から開講する「ジェンダー・ダイバーシティ表現演習」の一環で、今年は1~4年の28人が受講している。4月から4グループに分かれ、それぞれが感じているジェンダーの問題を議論。その内容を基に、同大非常勤講師の劇作家らが脚本を書き、8月から公演に向けて練習している。
公演名は「自分のための辞書を編む」。各グループは「恋愛と結婚」「装いの義務と自由」など、それぞれのテーマに沿った10分ほどの劇を上演する。
せりふは、役を演じる学生とは別の学生の意見を反映するようにしている。1年の女子学生(18)は「世間一般の性の考えに違和感を感じている学生がいっぱいいた。意見を出した学生はどんな気持ちなんだろうと想像しながら表現したい」と話す。
担当講師で劇作家のニノキノコスターさん(41)は「ジェンダーは難しいテーマと構えるかもしれないが、学生目線で考えた劇。ダンスの要素などもあり、楽しく鑑賞してほしい」と来場を呼びかけた。
午後3時開演。入場無料で、1日午後10時までに専用サイトから予約が必要。
(2023年8月30日 中日新聞朝刊市民総合版より)