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学生活動  2023.01.12

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町内会 愛大生がいざなう 多い単身世帯 親しみやすさで訴え

清水会長(中央)と広報紙をPRする学生たち=中村区の愛知大で

清水会長(中央)と広報紙をPRする学生たち=中村区の愛知大で

■中村区・六反学区の広報紙作る

 町内会の活動に関心を持ってもらおうと、愛知大(中村区平池町)の学生たちが、学校近くの六反学区の広報紙を作った。単身世帯の比率が高く、年々、町内会の加入者が減少する学区の実態を踏まえ、写真やイラストを多く使った親しみやすいデザインに仕上げた。10~13日、全3676世帯に配布する。 (村松秀規)

 A4サイズ1枚でカラーの両面刷りになっている。7月の盆踊り大会、9月の防災訓練などの写真とともに、町内会の活動内容を紹介。交流サイト(SNS)から着想を得たイラストを使い、災害時に助け合えることなど加入によるメリットも取り上げた。簡単に加入手続きができるよう、QRコードも載せている。

 手がけたのは、まちづくりサークル「愛知大学ささしまエリマネ委員会(愛マネ)」のメンバーたち。区役所の依頼に応じ、学区の状況の説明を受けた後、地域の活動を取材するなどしてスマートフォンの無料アプリで仕上げた。

 3年の工藤史さん(21)は「少しでも読んでみようかなと思ってもらえれば」と期待。今回の協力をきっかけに、メンバーたちは「今後も機会があれば、参加していきたい」と地域活動への意識を高めた。

 名古屋駅の南に位置する六反学区の単独世帯比率は、市の平均45.1%を大きく上回る80.7%。持ち家比率は20.3%(市平均47.9%)で、町内会加入の呼びかけは難しくなっている。

 六反学区連絡協議会の清水貞宏会長(71)は、学生たちが仕上げた広報紙を前に「僕らでは到底できないこと」と感謝し、加入者増への意欲を見せた。

(2023年1月12日 中日新聞朝刊市民版より)

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