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中日新聞掲載の大学記事

2010.08.12

大学生『カイゼン』学ぶ 大垣 木升製造会社で実習

 大学生が製造現場の「カイゼン」に取り組む活動が11日、大垣市の木升製造、大橋量器で始まった。学生は4日間かけて実習し、就業意識を高める。

 トヨタの生産方式「カイゼン」を通じ、人材育成を進める経営コンサルタント会社JPEC(大阪市・山田直志社長)と、学生の就職支援に取り組む学習塾アスナ(岐阜市・辻良路社長)が初めて企画した。

 中京大などの1〜3年生約30人が参加。開会式で山田社長は「ものづくりの実態を知り、社会人の心構えを学んで」とあいさつ。工場内の在庫を半分以下にする、増員増床なく売り上げを伸ばす、などの目標を示した。

 学生らは、生産工程の説明を受けた後、工場内に積まれた木升を数え上げ、棚卸し。不要な物品をすべて外に出し、整理した。

 山田社長は「大学ではできない体験であり、現場にとっても、若者のアイデアを取り入れ、短時間でカイゼンできるメリットがある。今後も続けたい」と話していた。(小椋由紀子)

(2010年8月12日 中日新聞朝刊岐阜県版より)
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