HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2010.08.12
「信長のおば」波乱の生涯 愛知淑徳大生がドラマに
■女城主の里 岐阜・岩村でロケ
愛知淑徳大長久手町キャンパスの学生が岐阜県恵那市岩村町を舞台に、戦国時代に「女城主」と呼ばれた女性のドラマの制作に取り組んでいる。11日には岩村町内で初のロケを実施、本格的な撮影を始めた。 (保母哲)
岩村町にあった岩村城は織田家と武田家が勢力争いを繰り広げ、織田信長のおばが、武田家の武将秋山信友と政略結婚するなどした。おばは家臣や領民を守った「女城主」と言われながら、最後は非業の死を遂げる。
こうした歴史を知り、「運命に翻弄(ほんろう)されながらも、力強く生きた女城主に魅力を感じた」と言う愛知淑徳大人間情報学部の石丸緑常勤講師が、メディアプロデュースコースのゼミ生にドラマ化を提案。台本を作り、5月からキャンパス内で撮影を始めた。
タイトルは「みつけもの」。主人公の大学生直子が女城主を知り、その人物像を知るために地元住民に取材を進めた結果、女城主には子どもがいたことが分かった−という約50分の物語。撮影では、岩村町の住民団体「城下町ホットいわむら」が協力する。
直子役で同大現代社会学部4年の鈴木百合香さん(22)は「このドラマを見てくれた人たちに、何らかの影響を与えることができればうれしい」と話す。
11日のロケでは、騎乗した秋山信友が駆けるシーンを収録。今月16日〜9月6日には地元住民も出演し、岩村城跡や明知鉄道、古い町並みなどで撮影する。年内に完成させ、学内や岩村町の小中学校などで上映会をする。
(2010年8月12日 中日新聞朝刊県内版より)
愛知淑徳大長久手町キャンパスの学生が岐阜県恵那市岩村町を舞台に、戦国時代に「女城主」と呼ばれた女性のドラマの制作に取り組んでいる。11日には岩村町内で初のロケを実施、本格的な撮影を始めた。 (保母哲)
岩村町にあった岩村城は織田家と武田家が勢力争いを繰り広げ、織田信長のおばが、武田家の武将秋山信友と政略結婚するなどした。おばは家臣や領民を守った「女城主」と言われながら、最後は非業の死を遂げる。
こうした歴史を知り、「運命に翻弄(ほんろう)されながらも、力強く生きた女城主に魅力を感じた」と言う愛知淑徳大人間情報学部の石丸緑常勤講師が、メディアプロデュースコースのゼミ生にドラマ化を提案。台本を作り、5月からキャンパス内で撮影を始めた。
タイトルは「みつけもの」。主人公の大学生直子が女城主を知り、その人物像を知るために地元住民に取材を進めた結果、女城主には子どもがいたことが分かった−という約50分の物語。撮影では、岩村町の住民団体「城下町ホットいわむら」が協力する。
直子役で同大現代社会学部4年の鈴木百合香さん(22)は「このドラマを見てくれた人たちに、何らかの影響を与えることができればうれしい」と話す。
11日のロケでは、騎乗した秋山信友が駆けるシーンを収録。今月16日〜9月6日には地元住民も出演し、岩村城跡や明知鉄道、古い町並みなどで撮影する。年内に完成させ、学内や岩村町の小中学校などで上映会をする。
(2010年8月12日 中日新聞朝刊県内版より)