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学生活動 2022.09.08
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名城大×タンペレ大 津島で古民家再生
■フィンランドの学生 「日本の町屋 興味深い」
津島市で古民家を再生させる活動に取り組んでいる名城大とフィンランドのタンペレ大の学生が6日、市役所で、これまでの活動を日比一昭市長に報告した。
この日は、フィンランドの首都ヘルシンキに次ぐ第2の都市タンペレにある同大建築学部から学生ら6人と、名城大理工学部の生田京子教授の研究室で建築を学ぶ学生ら9人が訪れた。
築100年以上という市内の古民家で、名城大は昨年秋から、タンペレ大は8月18日から、活動を続けてきた。両大の学生は協力し、椅子や机など家具を作った。タンペレ大で研究員を務める若山智哉さん(32)が名城大の生田教授の教え子で、古民家の持ち主でアーティストの日栄一真さん(46)とも知り合いだったことから今回の活動につながった。
タンペレ大4年のサラ・リトマネンさん(25)は「日本の町屋は興味深い建物。作業は複雑だったが、いい勉強になった。もっと学びたい」と語った。名城大4年の佐村拓海さん(24)も「タンペレ大の学生とコミュニケーションを取り、海外の文化を知ることもできた。新しいインスピレーションが得られるのでは」と手応えを感じた様子だった。
日比市長は「町屋を生かし、現代にあって良かったと思っていただける形にしたいと考えている。両大の連携した活動を発信してもらえれば」と期待していた。
古民家の改修は今後も続くといい、11月13日には一般社団法人「津島まちや・まちなみ再生機構」の主催でワークショップも予定されている。(吉田幸雄)
(2022年9月8日 中日新聞朝刊尾張総合版より)
津島市で古民家を再生させる活動に取り組んでいる名城大とフィンランドのタンペレ大の学生が6日、市役所で、これまでの活動を日比一昭市長に報告した。
この日は、フィンランドの首都ヘルシンキに次ぐ第2の都市タンペレにある同大建築学部から学生ら6人と、名城大理工学部の生田京子教授の研究室で建築を学ぶ学生ら9人が訪れた。
築100年以上という市内の古民家で、名城大は昨年秋から、タンペレ大は8月18日から、活動を続けてきた。両大の学生は協力し、椅子や机など家具を作った。タンペレ大で研究員を務める若山智哉さん(32)が名城大の生田教授の教え子で、古民家の持ち主でアーティストの日栄一真さん(46)とも知り合いだったことから今回の活動につながった。
タンペレ大4年のサラ・リトマネンさん(25)は「日本の町屋は興味深い建物。作業は複雑だったが、いい勉強になった。もっと学びたい」と語った。名城大4年の佐村拓海さん(24)も「タンペレ大の学生とコミュニケーションを取り、海外の文化を知ることもできた。新しいインスピレーションが得られるのでは」と手応えを感じた様子だった。
日比市長は「町屋を生かし、現代にあって良かったと思っていただける形にしたいと考えている。両大の連携した活動を発信してもらえれば」と期待していた。
古民家の改修は今後も続くといい、11月13日には一般社団法人「津島まちや・まちなみ再生機構」の主催でワークショップも予定されている。(吉田幸雄)
(2022年9月8日 中日新聞朝刊尾張総合版より)