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お知らせ 2022.09.09
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持続可能な未来へ進もう 金沢工大、タカラトミーと人生ゲーム開発
ＳＤＧｓをテーマに金沢工業大が制作した「人生ゲーム」＝８日、東京都港区で
金沢工業大（石川県野々市市）は８日、東京・虎ノ門キャンパスで、タカラトミー（東京都葛飾区）と開発したＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）を題材にした人生ゲームを発表した。 （野仲正夫）
名称は「Ｂｅｙｏｎｄ ＳＤＧｓ 人生ゲーム」（非売品）。学習支援用に全国の小中高校などに無償配布し、今月１７～２５日には金沢市の商業施設「金沢フォーラス」で一般向けに無料体験会を開く。
ゲームとしては、前半で２０３０年を目標としたＳＤＧｓの１７の理想を達成し、後半はその先の５０年を最終目標に、脱炭素や循環型社会などを実現していく。
億万長者を目指す従来の人生ゲームと異なり、プレーヤーの対立は、あおらない。ルーレットに従ってマス目を進み、協力してＳＤＧｓ目標や最終目標のクリアに必要なカードを集める。カードにはＳＤＧｓに貢献する実在の企業・団体名などが記されている。
金沢工大は１６年から、ＳＤＧｓ活動に取り組んできた。開発を担ったＳＤＧｓ推進センターの平本督太郎所長は「ＳＤＧｓを効果的、効率的に教育現場に導入して児童生徒が楽しく学べる」などと開発の意義を語った。教育効果も検証するという。
ゲームの作成は昨年１月に始まり、７４の企業などが協力した。学生らはゲーム内容の企画や協力企業との連絡などに奔走。発表に出席した経営情報学科３年の前出真希さん（２１）は「子どもにも分かるように専門用語を表現するのが難しかった」と振り返った。
（2022年9月9日 北陸中日新聞朝刊28面より）
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