児童虐待防止を呼び掛けるボードを作成した学生ら＝千種区役所で

　５月は、市が独自に設けた「児童虐待防止推進月間」。子どもを虐待から守るオレンジリボンキャンペーンを広めようと、千種区役所では、椙山女学園大（同区）の学生が作成したＰＲボードを展示している。

　ボードでは、児童虐待の通報や相談を２４時間受け付ける児童相談所の対応ダイヤル「１８９（いちはやく）」を紹介する。来庁者の目を引くよう、花束をイメージしたかわいらしいデザインに仕上げた。

　保育士や幼稚園教諭を目指す同大教育学部４年の学生６人が活動に参加。野村美月さん（２１）と石原愛麗（あいり）さん（２１）は「『１８９』を多くの人に知ってもらい、体のあざや服装の乱れから虐待を疑ったら遠慮せずに電話してほしい」と話した。　（斉藤和音）

（2022年5月8日　中日新聞朝刊市民版より）