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スポーツ  2022.05.10

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中京大が優勝 天皇杯へ 県サッカー選手権 FCマルヤスに逆転

FCマルヤス岡崎-中京大 後半、勝ち越しのゴールを決めて喜ぶ中京大・川地選手(右)=名古屋市港区のCSアセット港サッカー場で

FCマルヤス岡崎-中京大 後半、勝ち越しのゴールを決めて喜ぶ中京大・川地選手(右)=名古屋市港区のCSアセット港サッカー場で

 天皇杯の県代表を決める第27回県サッカー選手権大会(県サッカー協会主催、中日新聞社など共催)の決勝が8日、名古屋市港区のCSアセット港サッカー場であった。中京大が2-1でFCマルヤス岡崎を破り、4年ぶり6回目の優勝を果たした。

 大学代表の中京大は開始早々に失点しリードを許したが、中盤から積極的にボールを奪いにいく守備が次第に機能し始め、主導権を奪った。後半9分に中央でパスを受けたMF進藤克樹選手がドリブル突破から右足でシュートを決め同点に。同31分にDF川地功起選手が右サイドからのクロスに右足で合わせ逆転した。日本フットボールリーグ(JFL)代表のFCマルヤス岡崎は前半1分にコーナーキックから大塚勇気選手がヘディングシュートを決めて先制したが、後半に逆転を許した。

 中京大の天皇杯出場は通算7度目。21日の1回戦は岐阜市の長良川球技メドウで岐阜県代表のFC岐阜(J3)と対戦する。

■DF決勝弾 好機ものに 川地選手 JFL首位相手 冷静に

 後半31分、ゴール前にフリーで飛び出し、右サイドからのクロスに右足を合わせると、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。中京大の決勝点を挙げたのは直前に味方が得たコーナーキックのチャンスで最前線に出ていた4年生DFの川地功起選手(22)。笑顔で手を広げゴールサイドの控え選手たちの輪に飛び込んだ。

 相手は社会人リーグの頂点日本フットボールリーグ(JFL)を、今季無敗の首位で快走するFCマルヤス岡崎。立ち上がりを突かれて、目の前でヘディングシュートを決められた。しかし「相手は尊敬する強いチームだが、僕たちの攻撃陣にも今は勢いがある。彼らにボールを持たせることができれば勝機はある」と落ち着いていた。

 182センチの長身を生かして、相手の攻撃を着実にはね返し続けると、狙い通り、後半早々に攻撃陣が1点を奪取。勝ち越し点を自ら決めた後も、ロスタイムに退くまで相手に追加点を許さなかった。

 岐阜県多治見市出身。石川県の強豪星稜高で活躍し、大学進学で東海地方に戻った。天皇杯1回戦は故郷でFC岐阜と対戦する。「目標は地元でプロになること。試合でアピールしたい」と意気込んだ。 (今井智文)

(2022年5月10日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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