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お知らせ  2022.04.01

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災害時に連携 協定締結 藤田医大、三重大、浜松医大

大規模災害時の連携協定を結んだ(左から)三重大の伊藤正明、藤田医科大の湯沢由紀夫、浜松医科大の今野弘之の3学長=31日、名古屋市内のホテルで

大規模災害時の連携協定を結んだ(左から)三重大の伊藤正明、藤田医科大の湯沢由紀夫、浜松医科大の今野弘之の3学長=31日、名古屋市内のホテルで

 藤田医科大(愛知県豊明市)、三重大(津市)、浜松医科大(浜松市)は31日、南海トラフ地震などの大規模災害が起きた時に、県境をまたいで各大学病院が患者らを相互に受け入れることなどを盛り込んだ連携協定を結んだ。

 3大学の学長が名古屋市のホテルで協定書に署名した。藤田医科大の湯沢由紀夫学長は「災害が起きてからではなく、普段から連携を考えておく必要がある。広域災害に強い東海地区をつくりたい」と説明。湯沢学長によると、こうした協定は全国でも珍しいという。

 三重大の伊藤正明学長は、大学病院が海岸から近くにあることから「災害への危機感は高い。県民の安心にもつながる」。浜松医科大の今野弘之学長は豪雨や台風被害が各地で起きていることを踏まえ、「災害によっては地域のみでの対応は不可能。患者の命を守る有益な対策」と話した。

 協定では、いずれかの大学病院が地震や津波などの被害を受けて機能が果たせない場合、別の大学病院が患者を受け入れる。被災した病院には医療機器を提供したり、医師らスタッフを派遣したりする。3病院は災害時の拠点病院に指定されている。

 今後、患者をどう搬送するかなどの課題について実務的な話し合いを始め、合同での訓練も実施する。

(2022年4月1日 中日新聞朝刊30面より)

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