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学生活動  2022.03.03

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愛知学泉短大生が乳幼児向け紙芝居制作 アレルギーのお友達を思う

紙芝居を作った菅沼さん(左)と杉山さん=岡崎市舳越町で

紙芝居を作った菅沼さん(左)と杉山さん=岡崎市舳越町で

■読み聞かせをDVDに収録、配布

 愛知学泉短大(岡崎市舳越(へごし)町)の幼児教育学科の学生が、食物アレルギーをテーマに乳幼児向けの紙芝居を作った。市内の幼稚園で披露する予定だったがコロナ禍で中止となり、読み聞かせの様子をDVDに収録し、希望する幼稚園や保育園などに送る。学生たちは「紙芝居を通して子どもたちにアレルギーのことを知ってもらいたい」と話す。(鈴木渉太)

 紙芝居作りは、「子どもの食と栄養」の授業を中心に取り組み、生活デザイン総合学科講師の大森有希乃さんが指導した。68人が計12作品を作った。

 2年の杉山愛花(あいか)さん(20)、菅沼歩夏(あゆか)さん(20)ら6人は卵アレルギーのある園児のために誕生日ケーキを作る物語「とくべつなおたんじょうびケーキ」を手掛けた。

 生クリーム、牛乳、砂糖といったケーキの材料や作り方を歌を交えて紹介。卵が入っていないことに疑問を持った園児には、卵を食べるとせきや鼻水、顔が赤くなるといったアレルギー反応についても説明した。2人は「アレルギーがある子もない子も、おいしく食べられることを小さい子どもに知ってほしい」と願い、絵の具で10枚の紙芝居に仕上げた。

 杉山さんは「特別な配慮が必要だと分かれば、思いやりの心を持って接することができる」、菅沼さんも「自分の近くにいるかもしれないと思いを巡らせて、気にかけてもらえるようになってほしい」と話す。

 DVDを希望する乳幼児関連施設や団体は大森さんのメール=yomori@gakusen.ac.jp=へ。送付対象は乳幼児関連に限る。

(2022年3月3日 中日新聞朝刊西三河版より)

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