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学生活動  2021.12.18

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「東北への支援活動 再開したい」 四日市市消防団「機能別団員」

消防団の活動について学ぶ学生団員たち=四日市市萱生町の四日市大で

消防団の活動について学ぶ学生団員たち=四日市市萱生町の四日市大で

■四日市大と四日市看護医療大の学生 2年ぶり研修会

 防災訓練の指導や避難所の開設サポートなどを行う四日市市消防団の「機能別団員」として活動する四日市大と四日市看護医療大(いずれも四日市市萱生町)の学生が16日、2年ぶりに研修会を再開した。これまで東日本大震災の被災地支援にも尽力してきたが、コロナ禍で活動が休止に。久々に集まり、団員としての役割や使命を学んで士気を高めた。(片山さゆみ)

 市消防団の機能別団員には、大規模または昼間の災害に限定して活動する「警防部」と、広報または訓練指導に従事する「広報指導部」がある。学生たちは広報指導部の訓練指導班に所属しており、現在20人。地域防災の講座を受け、防災士の資格を取得、または取得に向けて学んでいる学生らが所属している。

 避難所開設や炊き出しなどの訓練を年に6、7回行っているほか、東北へ赴いて支援を続けてきた。現地の祭りやイベントに参加したり、被災体験を聴いたりするなど、被災した人たちの心に寄り添う活動も続けてきたが、コロナ禍でしばらく中止となっていた。今後は感染状況を鑑みて、徐々に支援活動も再開する予定だという。

 学内で開かれた研修会では、市消防本部の職員が消防団の歴史や役割、報酬などについて講義。学生たちは熱心に聞いてメモを取った。2年生の大西裕馬さんは「人の役に立ちたくて志望したが、コロナで活動できず歯がゆい気持ちがあった。今後は東北に行ったり県外の人と交流したりしたい」と意気込んだ。学生を指導する鬼頭浩文教授は「災害時、力仕事や子どもの遊び相手、看護の知識を生かした活動など、避難所で学生に期待される役割は大きい」と意義を話した。

(2021年12月18日 中日新聞朝刊北勢版より)

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