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お知らせ 2021.12.11
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「子どもたちに愛情のまなざしを」 娘看取った鈴木さん 愛知大生に経験語る
小児がんで6歳の娘を失ったNPO法人「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人(なかと)さん(64)=豊田市出身が、中村区の愛知大名古屋キャンパスで講演し、教師を目指す大学生40人が熱心に聞いた。鈴木さんの長女・景子さんは、3歳で小児がんを発病。「どこにでもいる普通の家族の暮らし」が一変した。痛みの強い注射や手術、抗がん剤治療を経て一時退院や保育園への登園、小学校の入学式への参加を果たしたものの、小学1年の幼さでこの世を去った。
そばで2年11カ月の闘病生活を見守った鈴木さんは4日の講演会で、「景子ちゃんは一生懸命に生き抜き、いのちを輝かせていた」と穏やかな表情を浮かべた。最後は教員を目指す学生に「子どもたちには、愛情のまなざしを向け、命はかけがえのないもので、誰しも独りぼっちではないことを伝えてほしい」と呼び掛けた。 (篠塚辰徳)
(2021年12月11日 中日新聞朝刊市民版より)
そばで2年11カ月の闘病生活を見守った鈴木さんは4日の講演会で、「景子ちゃんは一生懸命に生き抜き、いのちを輝かせていた」と穏やかな表情を浮かべた。最後は教員を目指す学生に「子どもたちには、愛情のまなざしを向け、命はかけがえのないもので、誰しも独りぼっちではないことを伝えてほしい」と呼び掛けた。 (篠塚辰徳)
(2021年12月11日 中日新聞朝刊市民版より)