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学生活動  2021.07.23

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困っている外国人の助けに 中京大生 店舗紹介ビデオ制作

インド料理店のアローラさん(左)に完成したビデオを見せる中京大の学生たち=港区七番町4のデリーパレスで

インド料理店のアローラさん(左)に完成したビデオを見せる中京大の学生たち=港区七番町4のデリーパレスで

 中京大国際教養学部で多文化共生について学ぶ学生たちが、港区九番町と周辺で外国籍住民が経営している店舗を紹介するビデオを制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」に「こんな店見つけた!」のタイトルで公開しているほか、23~25日に同町の九番団地で開かれる催しで上映される。 (角雄記)

■きょうから催し港区・九番団地で上映

 外国人経営の店舗も新型コロナウイルスの影響を受けて経営に苦労している実情を知り、店の魅力を情報発信する手助けになればと学生たちが発案した。取り上げたのは、ブラジル食材店、ネパール雑貨店、インド料理店、モンゴル料理店の4店舗。

 ビデオはスマートフォンで撮影し、編集まで自分たちでこなした。内容は店の歴史やおすすめメニュー、コロナ対策などで1店舗当たり3~4分ほど。企画からアポ取り、インタビューなど、今春から3カ月ほどかけて行った。

 制作に携わった1人で、3年の伊藤茉央さん(20)は「海外から日本へ来て、どのようになじんでいったかの経験を聞くこともできた。共生の手掛かりを考える機会になった」と手応えを語る。

 6月下旬には各店舗を回り、動画を披露した。インド料理店「デリーパレス」の店長でインド出身のアローラ・プリカムさん(47)は「よくまとまっている」と喜んでいた。

 23日からの催しは、「九番団地ランタンナイト」で、九番団地を拠点に外国籍住民らの生活支援に取り組むNPO「まなびや@KYUBAN」が主催。ベトナムランタン120個を団地の広場に飾り付ける。日本語の苦手な人を対象に、新型コロナワクチン接種に必要な予診票の記入の手伝いなどもする。

(2021年7月23日 中日新聞朝刊市民版より)

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