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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2021.07.21

データサイエンス学部新設 東海で初 23年春開設目標

 名古屋市立大が、2023年4月にも「データサイエンス学部」の新設を計画していることが分かった。データサイエンス分野の学部開設は、愛知、岐阜、三重の東海3県で初めて。蓄積された膨大な情報「ビッグデータ」の解析などの教育を強化し、デジタル化が進む社会で活躍する人材を育成する。(池内琢)

■名市大、膨大情報の解析教育強化

 20日の市議会総務環境委員会で、市側が明らかにした。市によると、学生の定員は1学年80人。学部は山の畑キャンパス(同市瑞穂区)に置く。22年3月末に文部科学省に認可申請し、23年4月の開設を目指す。

 データサイエンスは、統計学や情報学などを体系的に取り扱い、ビッグデータを処理する。情報化が進む中、医療や経済など多分野での活用が広がっている。一方で、国内ではこの分野での人材不足が指摘されている。

 名市大は、医学部や経済学部など7学部で構成される総合大学。新学部開設で8学部となる。市の担当者は「高度なデータ分析能力を持つ人材を育てる。各学生の情報リテラシー(情報を適切に使いこなす能力)を高めたい」と説明する。データサイエンス学部は、17年4月に滋賀大、18年4月に横浜市立大がそれぞれ開設している。

(2021年7月21日 中日新聞朝刊県内版より)

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