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お知らせ  2021.03.21

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ロボ手術 診療科またぎ研究 藤田医大が新講座

 藤田医科大(愛知県豊明市)が4月、最新の手術支援ロボットや内視鏡を使った手術方法を研究する講座を立ち上げる。各診療科の垣根を越えて手術のノウハウを共有するほか、ロボットを使った遠隔手術の実現も目指す。同大は「同種の講座は大学としては日本初で、世界的にも珍しい」としている。

 同大には米メーカーが開発した「ダビンチ」、国産初の「hinotori(ヒノトリ)」などの手術支援ロボットが導入されている。

 「先端ロボット・内視鏡手術学講座」は、大学院博士課程に新設。消化器外科、呼吸器外科など、診療科ごとに蓄積している手術の技術を共有して医療の質を高め、課題の解決につなげる。最先端の手術法を若手に教育する狙いもある。

 手術支援ロボットでの遠隔手術の推進は、もう1つの柱だ。同大岡崎医療センター(愛知県岡崎市)と同大付属病院(同県豊明市)を専用回線で結び、ヒノトリを使った遠隔手術のテストも今春、行う予定。

 講座は、総合消化器外科の医師ら5人でスタートさせ、診療科の異なる院内外の医師らを加えていく。主導する宇山一朗教授(総合消化器外科)は「技術を大学全体で横断的に共有して改良することで、患者に質の高い医療を提供できるようになる」と話す。(白名正和)

(2021年3月21日 中日新聞朝刊1面より)

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