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お知らせ  2021.03.02

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コロナ不活化 効果確認 イビデン開発のスプレー

 電子部品製造のイビデン(岐阜県大垣市)は1日、同社が開発した抗ウイルスコート剤を使ったスプレーなどに新型コロナウイルスを不活化させる効果があることが確認できたと発表した。藤田医科大(愛知県豊明市)の実験で明らかになった。

 イビデンによると、同大医学部の河本聡志准教授と村田貴之教授が学内の実験室で新型コロナウイルスを使って実験した結果、15分後に99%のウイルスが感染性などを失ったという。

 効果は不特定多数が触れるドアノブや手すりなどに吹き付けて紫外線(UV)によって硬化させる「ウィルヘルコートプロ」と金属やプラスチックに加え、布製品にも噴射できる「ウィルヘルスプレー」で確認されたという。ウィルヘルコートプロは昨年5月から不特定多数が集まる場所など約40カ所で施工された。スプレーは現在は業務用に販売しており、今後一般向けの販売も検討する。

 同社の広報担当者は「人が集まる施設や工場、オフィスなどで使ってもらえるように商品展開を進める予定。安全な空間を提供していきたい」と話した。

(2021年3月2日 中日新聞朝刊9面より)

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