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中日新聞掲載の大学記事

2008.05.20

名古屋外大 中国人学生が訪問 就職事情テーマに討論

 中国・西安市で昨年10月に開かれた「陝西省大学生日本語弁論大会」で入賞した中国人女子学生が19日、日進市の名古屋外国語大を訪れた。

 就職事情をテーマにした討論会に参加し、日本人学生と意見を交わした。

 訪れたのは、同大会で優勝した西安外国語大四年の張懐引さん(22)ら3人。大会は全国日本学士会(京都市)が主催し、成績優秀者を日本に招いている。

 名古屋外国語大は教員が審査に参加している縁で、毎年、日本人学生との交流会を開いている。今回の討論会には中国語、日本語両学科の学生約100人が参加した。

 中国人学生は、教育改革の一環で大学生が増え、就職難になっている状況を紹介。「ITや通信、保険、貿易などの業種に人気がある」「やりたいことよりも給料を重視している学生が多い」などと指摘した。

 日本人学生側は、団塊世代の大量退職を迎え、売り手市場になっていることなどを説明。電機大手の日本企業への就職が内定している張さんは「将来は日中友好の懸け橋となりたい」と抱負を語った。(榊原智康)

(2008年5月20日 中日新聞朝刊愛知総合版より)
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