愛知大学野球春季リーグ（中日新聞社後援）は第７週第４日の２０日、愛知県春日井市の春日井市民球場で、引き分けを挟んで４回戦に持ち込まれた愛産大−名商大戦があった。愛産大が６−１で制して勝ち点３とし、今季３位を確定させた。

　愛産大は三回、梅田の２点二塁打などで３点を先制、終盤にも追加点。寺田は今カード二つ目の完投勝利を挙げた。名商大は一回に無死満塁の好機を逃したのが響いた。

さらに上見据える

　初昇格から２季目の愛産大が３位を確定させた。昨季の５位から着実に前進。それでも社会人チームのコーチ兼選手から転身した青山新監督は「学生野球は一球で展開ががらりと変わる。ミスをもっと減らしたい」と表情を引き締めた。

　負ければ入れ替え戦の可能性もあったが、主将梅田は「今季は（昨季１、２位の）愛院大と中京大から勝ち点を取れて自信になった。でも、目標は神宮なので」とさらに上を見据えた。

◇春日井市民（愛産大２勝１敗１分け）

愛産大　００３００００２１―６
名商大　００１００００００―１

（2008年5月21日　中日新聞朝刊22面より）