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学生活動  2020.12.05

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南山大生 旅行商品考えた 長野のチーズ会社を軸に 企業のコンテストで優勝目標

ボスケソが運営するカフェの前でポーズを取る(左から)本田さん、浅井さん、是本代表、阿部さん=長野県佐久市で

ボスケソが運営するカフェの前でポーズを取る(左から)本田さん、浅井さん、是本代表、阿部さん=長野県佐久市で

 南山大(昭和区)の学生3人が、長野県佐久市のチーズ製造・販売会社「ボスケソ」を軸にした旅行商品の企画を進めている。日本旅行(東京都中央区)のビジネスコンテストの一環。6日の最終発表で優勝すれば実際に商品化される。「地域のにぎわいづくりにつなげたい」と意気込んでいる。(我那覇圭)

 企画するのは、いずれも経営学部3年の本田塁さん(21)、浅井優里(ゆり)さん(21)、阿部陽香(はるか)さん(20)。同じゼミで会計学やマーケティングを専攻している。日本旅行が示した「SDGs(持続可能な開発目標)に貢献する」とのテーマに沿い「たまたまチーズが好きだった3人」(本田さん)で8月に旅行案を練り始めた。

 ボスケソは、スペイン語でそれぞれ森とチーズを意味する「ボスケ」と「ケソ」を組み合わせた社名の通り、田園地帯の一角にある。是本健介代表(50)がつくるチーズは20種類ほど。今年の国産チーズコンクール「ジャパンチーズアワード」に出品したチーズは、表面を塩水やお酒で洗いながら熟成させるウォッシュチーズ部門で最優秀賞に輝いた。

 本田さんらは過去の品評会でも最優秀部門賞を受賞したボスケソをインターネットで知り、是本さんに連絡。製造工場やボスケソが運営するカフェ「ウマバル」などを視察し、チーズづくり体験を中心とした旅行案を10月に中間発表した。

 惜しくも1位を逃したが、巻き返しを図るため、ボスケソだけでなく、近隣で農薬不使用の農業に取り組む農家を訪ねたり、佐久市が誇る日本酒の蔵元を見学したりする1泊2日の旅行として内容を拡充した。

 3人は関係者の協力を取り付け、6日の最終発表に臨む。本田さんは「佐久地域の魅力を広められるように最後までプレゼンを頑張りたい」と力を込める。是本さんは「ここまでやってきたからにはぜひ優勝してほしい」とエールを送る。

(2020年12月5日 中日新聞朝刊なごや東総合版より)

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