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お知らせ  学生活動  2021.02.25

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瀬戸市課題 学生が解決策 南山大3年生ら報告会

学生の発表に耳を傾ける伊藤市長(左端)ら=瀬戸市役所で

学生の発表に耳を傾ける伊藤市長(左端)ら=瀬戸市役所で

 南山大(名古屋市昭和区)の学生たちが24日、瀬戸市役所で、市の社会課題などに関する分析と解決策などをまとめた報告会を開いた。

 学生は、総合政策学部の石川良文教授のゼミナールの3年生18人。これまで同ゼミでは学生たちが瀬戸のグルメをテーマにしたフリーペーパーの制作などをしてきた。

 今年は市の抱える課題として、公共交通の利用促進や来秋開園するジブリパークの効果の地域への波及、ニュータウンの居住者増加策などを取り上げ、ウェブでのアンケートなどを踏まえて提案をまとめた。

 この日は市役所で学生らが、伊藤保徳市長らに報告書の内容を発表。公共交通には、豊明市などの先行事例を紹介しながらオンデマンド型タクシーの導入を検討。50年ほど前に造成された菱野団地への居住促進として、地域で使えるキャッシュレスサービスといったスマートシティー化を提案した。

 瀬戸市西部に住むリーダーの小熊優唯さん(20)は「中心市街地には日常的に行ったことがなく、今回の活動で20年間住んできた街の歴史や文化、行政の取り組みを知って、愛着と誇りが持てた」。その一方で「シビックプライドやシティープロモーションといった言葉がよくいわれるが、いかに実質的に取り組めるかが課題だと思った」と話した。

 伊藤市長は「すぐにでも取り組みたいものなど、新たな発見があった。やれるところから進めていきたい」と感謝した。(吉本章紀)

(2021年2月25日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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