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学生活動  2020.02.08

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のっティ現在地表示 バス停型端末を試作 金沢工大生ら野々市でテスト

バスの利用者(左)に試作したバス停型端末を紹介する学生=野々市市役所で

バスの利用者(左)に試作したバス停型端末を紹介する学生=野々市市役所で

 金沢工業大(野々市市扇が丘)の学生団体「BusStop プロジェクト」は、市のコミュニティバス「のっティ」の現在位置を発光ダイオード(LED)で表示するバス停型端末を試作した。7日に市役所前で運用テストをし、バスの利用者に意見を聞いた。

 金沢工大や国際高専(金沢市)の学生ら約30人がプロジェクトに取り組んでいる。バス停型端末は高さ約2メートルで、簡単な路線図が記されている。バス内に設置された衛星利用測位システム(GPS)と連動させ、バスが到着した停留所が赤く光るようになっている。

 テストでは、プロジェクトの学生6人がバスの利用者から感想を聞いた。「分かりやすい」という意見のほか、「到着までにかかる時間も知りたい」という声もあった。

 プロジェクトは昨年3月、のっティの位置情報をスマートフォンに表示させ、地図で把握できるアプリ「バスどこシステム」の運用を開始。同4月にはアプリの画面を埋め込んだバス停型端末も開発している。

 利便性が向上した半面、利用者からは「アプリの地図が小さい」という声があった。新たなバス停型端末は路線図が見やすくなっただけでなく、アプリを起動する必要がないため消費電力の節約にもなるという。リーダーで4年の田坂駿さん(22)は「アプリを使わない高齢者や子どもたちに便利なバス停にしたい」と話した。テストは本年度の市の提案型協働事業に採択されて実施した。(都沙羅)

(2020年2月8日 北陸中日新聞朝刊金沢総合版より)

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