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お知らせ  2020.10.24

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W杯で笛吹くため「一つ一つ積み重ね」

学生を前に特別講義をする国際主審の佐藤さん=名古屋市名東区の愛知東邦大で

学生を前に特別講義をする国際主審の佐藤さん=名古屋市名東区の愛知東邦大で

■県初のサッカー国際主審・佐藤さん 愛知東邦大で特別講義

 県出身者で初めてサッカーの国際主審になったプロ審判員の佐藤隆治さん(43)=阿久比町在住=が22日、愛知東邦大(名古屋市名東区)で特別講義をし、学生らに自身の経験を語った。

 名古屋市出身の佐藤さんは筑波大を卒業後、高校教諭を経て2005年からJリーグの主審を務めている。09年にプロ審判員と国際審判員に登録された。J1リーグ240試合以上で主審を任され、国際主審としても16年リオデジャネイロ五輪など100試合以上の国際試合で笛を吹いている。

 講義では、日本人主審としてただ1人派遣された18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のエピソードなどを語った。W杯では交代の手続きなどをする第4審判を4試合で務めたが、主審を担当することはできずに「半分しか夢がかなわなかった」と振り返った。

 現在は来年の東京五輪や22年W杯カタール大会での主審を目指して研さんを積んでいるといい、「W杯の悔しさを糧に今できることを一つずつ積み重ねている。皆さんも目標を持って自分磨きに励んで」と話した。(浅井俊典)

(2020年10月24日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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