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お知らせ  2020.09.02

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藤田医科大 ワクチン治験 22年春までの完了目指す

 新型コロナウイルスのワクチン開発で、藤田医科大(愛知県豊明市)は、米バイオ企業「エリクサジェン・セラピューティクス」が開発するワクチンの安全性を確かめる臨床試験(治験)を始める。ウイルスの遺伝情報の一部を利用するRNAワクチン。同大付属病院の湯沢由紀夫院長らが1日、名古屋市の愛知県公館を訪れ、大村秀章知事に報告した。2021年春までに被験者へのワクチン投与を始める。最初は少量にとどめ、その後少しずつ増やす。

 被験者は現時点で健康な成人60人を想定。ワクチン接種後も日常生活を送りながら、定期的に採血して抗体の有無や人体に悪影響がないかなどを確認する。被験者をどのように集めるかは未定。藤田医科大での治験は22年春までの完了を目指す。その後は、実用化に向けた最終段階の治験が行われるが、場所は決まっていないとみられる。

 担当する土井洋平教授は「安全を第一に考え、研究を進めたい」と話している。県公館で報告を受けた大村知事は「県としても支援していく」と話した。

(2020年9月2日 中日新聞朝刊24面より)

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