オンラインの締結式で、協定書に署名する小原学長（奥の画面は林市長）＝天白区の名城大で

　名城大（天白区）と富山県氷見市が２０日、まちづくりや地域産業の振興に向けた連携協定を締結した。２０１７年１１月に同大農学部と同市が協定を結んでおり、より広い分野での協力を図るため、大学全体として改めて協定を結んだ。

　新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、締結式はオンラインで実施した。小原章裕学長は「今後は地域活性化、産業振興など多方面で協力していく」とあいさつし、林正之市長も「氷見の地域課題は農業に限らない。広範囲で協力できることは素晴らしい」と話した。

　市と同大農学部は１７年の協定後、連携協議会を設立し棚田を活用した地域おこしのためのフィールド調査を実施したほか、高校での出前講義、イノシシ肉を活用したソーセージの開発などに取り組んできた。

（2020年7月21日　中日新聞朝刊市民版より）