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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2019.11.26

中部大 名芸大 名造形大 小牧市が協定 こども未来館 魅力もり立てへ

協定の調印式に出席した(左から)竹本学長、石原学長、山下市長、伊藤副学長=小牧市役所で

協定の調印式に出席した(左から)竹本学長、石原学長、山下市長、伊藤副学長=小牧市役所で

 小牧市は、名鉄小牧駅前の再開発ビル「ラピオ」の2~4階の空き床に整備する(仮称)こども未来館のデジタルコンテンツなどの制作について、中部大(春日井市)、名古屋芸術大(北名古屋市)、名古屋造形大(小牧市)と学官連携協定を結んだ。近隣大学が持つノウハウや人材を活用し、施設の魅力をもり立てる。(井上喜博)

 中部大は、2~4階の吹き抜けに設けるシンボルツリーとネット遊具について、照明やプロジェクションマッピングによる演出を担当。名古屋芸術大は、小牧市やこども未来館のPR映像に加え、電子看板を活用した館内案内の制作を請け負う。制作費はそれぞれ約3000万円と約2000万円。

 また名古屋造形大は、3階のデジタルコンテンツ室で提供する体験型コンテンツの制作を担う。具体的には、ボールを床や壁に当てると映像がダイナミックに変化したり、タブレットで足跡を追いかけると動物が現れたりする仕組みをつくる。制作費は約7000万円。

 小牧市は12月中に各大学と委託契約を結ぶ。制作期間は来年8月末までで、子ども未来館は同9月のオープンを予定している。

 小牧市役所で行われた協定の調印式で、山下史守朗市長は「こども未来館の大きな魅力の一つとしてデジタルコンテンツに大変期待している。ノウハウ、知見をいただきながら密に協力し合っていきたい」と3大学の協力に期待を寄せた。中部大の石原修学長は「全国から子どもたちが集まるような施設の制作に携われるチャンスをいただき感謝している」、名古屋芸術大の竹本義明学長は「本学の持てる力をもって貢献したい」、名古屋造形大の伊藤豊嗣副学長は「自分たちにとっても新たな発見につながることを期待したい」とそれぞれ話した。

(2019年11月26日 中日新聞朝刊近郊版より)

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