協定を結んだ永田市長（右）と石川学長＝清須市役所で

　災害時の応援派遣や地域医療の振興などで協力するため、清須市と愛知医療学院短大（同市一場）は、包括的な連携協定を結んだ。

　両者はこれまで、６５歳以上の市民が、同大の理学療法士や作業療法士から介護や認知症予防などを学ぶ「清須市民げんき大学」や、市総合防災訓練に学生を派遣するなどして連携してきた。協定の締結を機に、教育、研究施設の相互利用などさらに活動の幅を広げる狙い。

　市役所で８日に締結式があり、永田純夫市長は「連携や交流をさらに図って、活性化に向けたまちづくりを進めたい」と期待。同大の石川清学長は「地域で唯一の医療系大学として、今まで以上に清須市と連携を深めて役割を果たしたい」と話した。（牧野良実）

（2019年8月22日　中日新聞朝刊尾張総合版より）