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学生活動  お知らせ  2019.07.30

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リニア玄関口 夢描く 名駅広場アイデア発表会

愛知大の学生が考えたアイデア。金シャチの置物や山車風の街灯を取り入れた

愛知大の学生が考えたアイデア。金シャチの置物や山車風の街灯を取り入れた

 名古屋市は28日、2027年のリニア中央新幹線開業に向けて生まれ変わる名古屋駅の東西両広場について、市民から募集したアイデアの発表会を開いた。応募した市民が登壇し、新幹線の車窓から見える桜並木、山車をデザインした街灯、名古屋城や三英傑の画像が映し出されるガラスのオブジェなど多彩な将来像を示した。今後、寄せられたアイデアも参考に市が計画を取りまとめる。(中山梓)

 発表会は中村区のグローバルゲートで開かれ、アイデア募集で集まった31件のうち、講評者が選んだ6組が登壇した。

 街づくりに取り組む愛知大のサークル「愛大ささしまエリマネ委員会」の学生は、西口に名古屋城のしゃちほこをイメージした置物を設置し、その周囲を小さな池のように水で囲み、清涼感のある待ち合わせスポットとする案を提示。街灯は山車をモチーフとして和風にした。歴史や文化を取り入れる一方、時間などが表示されるデジタルパネルや人が歩くことで自家発電する床を備え、災害時に明かりを確保するなどの先端技術を融合させた。

 名古屋新幹線駅前商工連合会は、西口広場に木を植えて涼しさを演出する案を紹介。竹中工務店は東口のビル群の大型ビジョンと広場の床に埋設された発光ダイオード(LED)ビジョンを連動させ、劇場的な空間を演出する案を披露した。

 市が主催したワークショップに参加した子どもたちも発表会に参加し、グループごとにアイデアを披露。名古屋めしが食べられるミュージアムや小川のある広場などの整備のほか、街をきれいにしてもてなしたり、アニメの舞台にしたりする案などもあった。

 名駅広場のデザインを考える検討会議副座長で、愛知産業大の堀越哲美学長は「東と西の特性をどうつなぐか、歴史・文化と現代、未来をどうつなぐかを計画やアイデアに反映してもらえるようにしたい」と話した。

(2019年7月30日 中日新聞朝刊市民版より)

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