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お知らせ 2019.03.30
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鈴鹿医療科大付近 海軍さんの桜 今年も開花
鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿医療科学大白子(しろこ)キャンパス付近で、桜が開花した。隣り合う「桜の森公園」でも日に日にピンク色の花が増えている。いずれの木々も80年以上前、一帯に開設された旧海軍の基地がルーツ。29日は春めいた陽気に家族連れらが訪れた。
市文化財課によると、キャンパスと公園は、かつて旧海軍の鈴鹿航空基地だった。1938(昭和13)年に基地ができ、「海軍といえば桜がマークになっており、兵士たちが戦地に赴く時などに植えた」(代田(だいた)美里学芸員)という。
第2次世界大戦後、跡地は製薬会社、電電公社の鈴鹿電気通信学園などに変わった。現在はキャンパスや公園などになっており、一帯は時代とともに大きく変貌した。
しかし、ゆかりの桜は、新たに植樹するなどして引き継がれてきた。「公園などの古木は、そのまま残した」(同)とし、キャンパス正門付近の桜並木は、昔の雰囲気のまま。
「玉垣地区の年配の人は『海軍さんの桜』と呼んでいた」(同)という。4年前、桜の木約200本がある公園がオープンしてからは、花見の名所になっている。4月初めにかけ、天気が良ければ、多くの人でにぎわいそう。(酒井直樹)
(2019年3月30日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
市文化財課によると、キャンパスと公園は、かつて旧海軍の鈴鹿航空基地だった。1938(昭和13)年に基地ができ、「海軍といえば桜がマークになっており、兵士たちが戦地に赴く時などに植えた」(代田(だいた)美里学芸員)という。
第2次世界大戦後、跡地は製薬会社、電電公社の鈴鹿電気通信学園などに変わった。現在はキャンパスや公園などになっており、一帯は時代とともに大きく変貌した。
しかし、ゆかりの桜は、新たに植樹するなどして引き継がれてきた。「公園などの古木は、そのまま残した」(同)とし、キャンパス正門付近の桜並木は、昔の雰囲気のまま。
「玉垣地区の年配の人は『海軍さんの桜』と呼んでいた」(同)という。4年前、桜の木約200本がある公園がオープンしてからは、花見の名所になっている。4月初めにかけ、天気が良ければ、多くの人でにぎわいそう。(酒井直樹)
(2019年3月30日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)