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学生活動  2019.02.21

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定住促進ポスター 尾張旭PR 若者目線で 名古屋学芸大生、6種制作

制作したポスターを手にする4人=いずれも尾張旭市役所で

制作したポスターを手にする4人=いずれも尾張旭市役所で

 日進市の名古屋学芸大メディア造形学部デザイン学科の学生が、尾張旭市の定住促進事業で使うポスターを制作した。名鉄瀬戸線の市内の駅や大曽根駅、市営バス「あさぴー号」で掲示し、同市をPRする。(菅谷仁志)

 市は本年度、定住促進に若者のノウハウを取り入れることを目標に設定。同大の授業と連携し、新しいポスターの制作が決まった。

 制作したのは同学科3年の鵜飼美帆さん(21)=同市、岡元美那海さん(21)=武豊町、木田有美さん(21)=豊橋市、堀田和香奈さん(21)=同市=の4人。昨年5月から調査を始め、PRが子育てに偏っていることや、市のキャラクター「あさぴー」が市民から愛されていると分析。あさぴーを市民の一人として描くことや、子育て以外の魅力にも焦点を当てることにした。

 これまでの同事業のキャッチコピー「家族ができたら尾張旭市」は、子育てだけでなく、大人も子どもも成長できる市という思いを込め、「すくすくのびのび尾張旭市」に変更。ロゴをデザインした。

 ポスターのテーマは、市内を取材して見つけた場所や人の魅力から発想。児童館でお年寄りと子どもたちが遊ぶ様子や、イチジク農家と子どもたちが交流する様子など6種類制作した。

 4人は19日、市役所を訪れ、森和実市長にプレゼンテーションした。森市長は「ずっと住んでいると良いところが分からなくなる。他の目から見ていただけてありがたい」と話した。

 ポスターは今月下旬から順次掲示する。4人の中で唯一、尾張旭市出身の鵜飼さんは「市民が良さを自覚していないことに改めて気付いた。これで終わらずに魅力を伝えていければ」と、ポスターへの反響を楽しみにしていた。

 他に動画やフォトブック、名刺も制作した。動画は3月初旬に市ホームページで公開。フォトブックは6月の全国植樹祭に際し、サテライト会場の中区栄のオアシス21で配布する。

(2019年2月21日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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