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中日新聞掲載の大学記事

2010.03.17

「19日、一緒に海岸清掃を」 美浜 日福大4年生呼び掛け

■卒業控え地域に感謝

 20日に卒業式を迎える日本福祉大の4年生有志が、学生生活を送った美浜町に感謝の思いを示そうと、式前日の19日、奥田海岸のごみを拾う初のイベント「美浜クリーンプロジェクト」に取り組む。同級生や後輩のほか、近隣住民にも参加を呼び掛けている。

 ともに社会福祉学部4年で同町奥田に下宿する野末隼(しゅん)さん(22)と臼井千保美さん(22)が1月下旬、学生生活の最後にやりたいことを話し合う中で、海岸清掃を思い立った。学内の掲示板にチラシを張って参加を呼びかけ。試験が終わった2月からは毎朝、2人で海岸のごみを集めている。

 野末さんは浜松市、臼井さんは長野県塩尻市出身。卒業後は古里で介護関連職に就くという野末さんは「海が目の前にある素晴らしい町。優しく面倒を見てくれた下宿の大家さんをはじめ、住民も温かい人ばかり。4年間をここで過ごせて良かった」と話す。

 当日の目標参加者数は100人だが、これまでに参加を申し出たのは同級生ら30人ほど。野末さんは「お世話になった町に恩返しを」と、引き続き輪の広がりを目指す。

 当日午前8時に「かんぽの宿知多美浜」前に軍手持参で集合。同11時半までごみを拾う。正午から近くのNPO法人事務所で昼食を兼ねた交流会。清掃だけの参加や途中参加も可。無料で、予約不要。(問)野末さん=電090(5004)6918(字井章人)

(2010年3月17日 中日新聞朝刊知多版より)
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