学生向けの賃貸物件について説明を受ける出席者ら＝多治見市十九田町で

　２０２７年４月に多治見市へのキャンパスの移転・集約を目指す中京学院大を運営する学校法人中京学院（本部・瑞浪市）は２８日、学生の賃貸物件などを検討している事業者向けの説明会を、多治見市十九田町で開いた。

　同市とともに開催し、学生向けのアパートやシェアハウスなどの提供を検討する事業者ら約６０人が出席。同大の担当者は、現状の学生数５５５人のうち、部活動をしている学生を中心に３４３人が賃貸物件を利用している現状などを説明。大学寮は移転とともに廃止する考えを示し、「移転後、定員充足して学生数が千人規模になれば、そのうちの約６００人が賃貸物件に住む見込み」と展望を示した。

　部活の学生や留学生、一般学生らが求める住環境も紹介。移転に伴って転居が必要になる学生について、「事業者側でも転居に伴う費用のサポートを検討してほしい」と要望した。参加者からは、自動車を保有する学生の割合などに関する質問があった。（吉本章紀）

（2025年7月29日　中日新聞朝刊東濃版より）