進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2010.03.12

タンザニアの子へ「ミシン役立てて」 名古屋文理大短期大学部

■NPO法人の呼び掛けに応じ15台きょう贈呈式

 タンザニアの子どもたちを支援するNPO法人「マライカの翼プロジェクト」(事務局・稲沢市)の呼び掛けに応じて、名古屋文理大短期大学部(西区)が足踏みミシン15台を寄贈することになった。12日、稲沢市の名古屋文理大で贈呈式がある。(小蔵裕)

 ミシンは、2005年に学科改編でなくなった生活科学科で、学生たちが縫製の授業で使っていた。稲沢キャンパスの大学職員が、同法人がミシンを集めていることを知り、短大部で保管していた15台を役立ててもらうことにした。

 同法人の支援で、タンザニア北部のマリャ村では職業訓練学校が10月完成を目指して建設中。ミシンは縫製を学ぶ現地の子どもたちが使う。

 同法人の吉田文亮理事長(70)によると、ミシンは現在、足踏みや電動を合わせ60台余りの寄贈の申し出があるという。「修理や調整が必要なミシンもあり、タンザニアへ荷を出す予定の9月までにメンテナンスしたい」と話す。

 職業訓練学校はコンピューターを学ぶ学科も設ける予定。吉田理事長は「使っていないパソコンがあったら、タンザニアの子どもたちのために提供を」と呼び掛けている。

 (問)事務局の吉田さん=電0587(32)0127または090(1985)4434 

(写真)マライカの翼プロジェクトを通じてタンザニアの子どもたちに送られるミシン=西区の名古屋文理大短期大学部で

(2010年3月12日 中日新聞朝刊市民総合版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ