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お知らせ  2018.12.07

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新キャンパス概要 名古屋造形大説明 名城公園東に移転

 名古屋市北区の名城公園東側の国有地に移転が決まった名古屋造形大(愛知県小牧市)は6日会見し、山本理顕(りけん)学長らが2022年開校予定の新キャンパスの概要を説明した。

 会見は名古屋市中村区で開かれ、山本学長と、同大を運営する同朋学園の甲村和博理事長が出席。キャンパスには、約100メートル四方で地下1階、地上5階建ての校舎を建設する。延べ床面積は2万平方メートル弱で、1階は通路の両脇に店舗やギャラリーなどを設け、4階は創作活動用のスタジオになる。

 地域に開かれたキャンパスを目指して、外から中を見やすい構造にする予定で、建築士で埼玉県立大や公立はこだて未来大などの建築を手掛けた山本学長が設計する。展示会などの各種イベントも開く。

 また現在、造形学部に設けている日本画やアニメーションなどの9コースを廃止し、「美術領域」「映像文学領域」など5つの分野に改める。学生定員は大学と大学院合わせて計約1100人に増やす方針。

 山本学長は「街の人との触れ合いは、学生の創作活動に必要だ。都市美を追求して、地域に貢献する学生を育てたい」、甲村理事長は「新規の学生獲得につなげたい」と述べた。今後、最寄りの市営地下鉄名城公園駅に直結できるよう、他機関と交渉するという。

 名古屋造形大は1967年に名古屋造形芸術短期大として開学し、90年に4年制大学になった。移転する約2万平方メートルの国有地は国家公務員宿舎の跡地で、東海財務局が4日、同朋学園への売却を認めた。

(2018年12月7日 中日新聞朝刊31面より)

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