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学生活動 2018.10.20
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空き家リノベモダンに 各務原の築55年・和室2部屋 1Kに工事 市と岐阜女子大コラボ
各務原市蘇原青雲町にある築55年の空き家が、岐阜女子大(岐阜市)の学生らが提案したリノベーション(改修)のアイデアをもとにモダンに生まれ変わる。12月の工事完了後、一般向けに貸し出される予定。市が18日発表した。
2013年の国の調査で、市内の空き家は7980戸あり、空き家率は13%に上る。市は16年、借り主が自費で改修しても原状回復の義務がない「DIY型空き家リノベーション事業」を始め、推進に向け同大と協定を結んでいる。
今回の物件は木造平屋で、延べ床面積は45平方メートル。所有者側は当初、同事業を利用して月1万2000円の家賃で入居者を募集したが、畳や床などの損傷が激しく、大がかりな改修が見込まれるため借り手はなかなか見つからなかった。
そこで、市内の不動産会社がいったん借り手となって改修した上で居住者を募ることに。工事費300万円は同社が負担し家賃は月4万〜5万円程度を見込む。
デザインを提案したのは、岐阜女子大家政学部3年で住居学を専攻する南井梓さん(20)、白木楓子さん(21)ら5人。地元の工務店や1級建築士から耐震方法や材料の選び方を学んだり、空き家で採寸をしたりして、再生手法を検討した。
その結果、和室2部屋を16畳の洋室1部屋に大胆にまとめた1Kの間取りに、改修することになった。板張りの床は県産のスギ材を使う。白木さんは「20〜30代向けのシンプルで、モダンで格好いいデザインにできた」と胸を張る。
改修工事は、地元工務店を中心に岐阜女子大生らも作業に加わる。(大山弘)
(2018年10月20日 中日新聞朝刊岐阜県版より)
2013年の国の調査で、市内の空き家は7980戸あり、空き家率は13%に上る。市は16年、借り主が自費で改修しても原状回復の義務がない「DIY型空き家リノベーション事業」を始め、推進に向け同大と協定を結んでいる。
今回の物件は木造平屋で、延べ床面積は45平方メートル。所有者側は当初、同事業を利用して月1万2000円の家賃で入居者を募集したが、畳や床などの損傷が激しく、大がかりな改修が見込まれるため借り手はなかなか見つからなかった。
そこで、市内の不動産会社がいったん借り手となって改修した上で居住者を募ることに。工事費300万円は同社が負担し家賃は月4万〜5万円程度を見込む。
デザインを提案したのは、岐阜女子大家政学部3年で住居学を専攻する南井梓さん(20)、白木楓子さん(21)ら5人。地元の工務店や1級建築士から耐震方法や材料の選び方を学んだり、空き家で採寸をしたりして、再生手法を検討した。
その結果、和室2部屋を16畳の洋室1部屋に大胆にまとめた1Kの間取りに、改修することになった。板張りの床は県産のスギ材を使う。白木さんは「20〜30代向けのシンプルで、モダンで格好いいデザインにできた」と胸を張る。
改修工事は、地元工務店を中心に岐阜女子大生らも作業に加わる。(大山弘)
(2018年10月20日 中日新聞朝刊岐阜県版より)