創立５０周年と校名変更を記念して開かれた式典＝名古屋市内で

　藤田医科大（豊明市）の創立５０周年と、校名変更を記念した式典が２１日、名古屋市内のホテルであり、各界の３００人が節目を祝った。

　星長清隆学長は式辞で世界大学ランキングでの上位入りや、国際的な医療機能評価機構「ＪＣＩ」の認証取得などの実績を強調。「今後もわが国の医療福祉の発展に貢献し、地域住民が安心して、医療を受けられるように尽力していく」と述べた。

　式典後、米ニューヨークのがんセンター教授による記念講演や、アジアの医師らによるロボットを使ったがん手術の将来性を考えるシンポジウムもあった。

　同大は１９６８年に名古屋保健衛生大として創立。７２年に医学部医学科が設置された後、藤田学園保健衛生大、藤田保健衛生大と改名した。医療・医学の拠点としてアピールするため、５０周年に合わせて、今月１０日に藤田医科大に変更した。　（安田功）

（2018年10月22日　中日新聞朝刊県内版より）