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イベント  2018.10.13

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警察業務 現場で学ぶ 就業体験で学生ら

実際に事故が起きた交差点で、捜査員から説明を受ける学生ら=津市修成町で

実際に事故が起きた交差点で、捜査員から説明を受ける学生ら=津市修成町で

 警察官の仕事を学生に知ってもらうためのインターンシップ(就業体験)が11〜12日の2日間、津市高茶屋の県警察学校などであった。学生たちは、フィールドワークを通して職務の理解を深めた。

 県警によると、警察官を目指す学生は減少傾向にあり、2013年度に828人だった受験者数は本年度は528人に。貴重な人材の流出を何とか阻止しようと今年8月からインターンを始め、今回で2回目となる。

 近年は合格者の辞退率の高さも問題となっている。本年度の辞退率は約2割で、県警警務課の高橋康二次長は「インターンシップにより、合格者を確実に採用につなげたい」と話す。

 拾得物対応や110番受理など、警察業務の基礎を体験した前回から一転、今回は専門的な交通部門での業務に特化。県内外の大学2、3年生12人が県内の交通事情を把握した。

 2日目の12日は昨年、死亡事故が起きた津市内の交差点でフィールドワークを実施。学生たちは道路標示やカーブミラーの位置、天候、路面状況など、捜査員が着目するポイントを学んだ。中京大3年の砂子(まなご)薫平さん(21)は「警察は交番の警官のイメージが強かったが、交通部門専門の人がいてチームで仕事をしていることが分かった。警察官への志望度が高まった」と話した。(須江政仁)

(2018年10月13日 中日新聞朝刊三重版より)

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