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大学野球  2025.06.12

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大学野球 全日本選手権 中京大が8強

近大戦に先発し7回無失点と好投した中京大・大矢=東京ドームで

近大戦に先発し7回無失点と好投した中京大・大矢=東京ドームで

 全日本選手権第3日は11日、東京ドームで2回戦3試合が行われ、中京大(愛知)東海大(首都)福井工大(北陸)が準々決勝進出を決めた。

 中京大は先発の大矢が7回無失点と好投し、近大(関西学生)に5-0で快勝。東海大は城西国際大(千葉)を8-1の7回コールドゲームで下した。福井工大は大産大(阪神)に3-0で勝った。

 神宮球場で予定されていた青学大(東都)-奈良学園大(近畿)など2回戦4試合は雨のため、12日に順延となった。

■4年大矢初勝利 7回3安打零封

 大舞台での大役に胸が高鳴った。中京大は、今季リーグ戦で先発登板のなかった大矢が7回無失点に抑えた。リーグ戦も含めて初勝利を挙げた4年生は「ウイニングボールをもらったのも初めてなのでうれしいです」。試合中には変えなかった表情を思わず崩した。

 エース高木の状態が万全でなかったために回ってきた出番。1回戦でコールド勝ちを収めた近大打線に対して真っ向勝負を挑んだ。

 「相手は振ってくる印象があったので、自分の強いボールが生かせる」。1回の先頭打者に対して3球続けて151キロをマーク。プロ注目の勝田を無安打に抑えるなど、強力打線を3安打に封じた。

 「チームが日本一になる通過点として勝ちに貢献できたことが良かった」と大矢。愛知・中京大中京高時代は日本ハム・畔柳の控えで、大学入学後には右肘の手術も経験。大学で成長を遂げ、プロ入りを志望する右腕がチームを2年連続の8強へと導いた。 (郷司駿成)

近大(関西学生) 000000000|0
中京大(愛知) 10101011x|5
(近)有方、増田、北見、宮原-岸本、山崎
(中)大矢、磯部、沢田-森瀬
本塁打 西谷(中)

(2025年6月12日 中日新聞朝刊19面より)
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