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学生活動  2018.08.29

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海の博物館で6人実習 大学生 学芸員への道

古い漁具を調べる学生ら=鳥羽市浦村町の海の博物館で

古い漁具を調べる学生ら=鳥羽市浦村町の海の博物館で

 鳥羽市海の博物館(同市浦村町)で、学芸員を目指す大学生6人が、夏休みを利用して実習に取り組んでいる。同館が最近収集した漁具などの資料整理が中心で、実習の成果は館内で展示する。

 6人の内訳は三重大4人、中京大(愛知県)1人、八洲学園大(神奈川県)1人で、いずれも3、4年生。27日〜9月2日の日程で同市小浜町や志摩市志摩町、尾鷲市の漁師らから集めた漁網、モリやタモの寸法や形状を調べ、資料カードに記入している。資料整理は120点ほどを予定しており、9月3日から来年8月ごろまで展示する。

 28日は、小浜町の海士(あま)がクエやイシダイの漁に使っていたモリなどを屋外に並べ、写真を撮影しながら1点ずつチェックした。モリには勢いよく突くためのゴムが付いており、学生たちは当時の漁に思いをはせていた。地元での就職を目指す鳥羽市浦村町出身の中京大文学部3年、久保田鈴菜さん(20)は「家にも漁具があるが、名前などが分かって楽しい」と話した。

 実習ではフィールドワークとして、同市石鏡町の海女への聞き取り調査も行う。(西山和宏)

(2018年8月29日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)

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