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学生活動  2018.06.15

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炎天下 学校建設や日本語授業 比支援の学生 日進で発表

フィリピンでのボランティア活動について語る学生たち=日進市赤池町のカトリック平針教会で

フィリピンでのボランティア活動について語る学生たち=日進市赤池町のカトリック平針教会で

 フィリピンで教育や貧困層の支援に取り組む認定NPO法人「RASA−Japan」(名古屋市天白区)の学校建設事業などに派遣された大学生たちが、日進市赤池町のカトリック平針教会で、ボランティア体験を発表した。(田中浩一郎)

 RASAは1981年からタイで支援活動をしている。99年からフィリピンで学校の建設活動を始め、貧困層を対象に、給食や生活支援などもしている。

 2月に約3週間、南山大と椙山女学園大、名古屋市立大の学生計48人を、フィリピン北部ルソン島の中部に位置するブラカン州に派遣した。

 学生たちは現地の家庭にホームステイし、小学校の建設現場で作業を手伝った。鉄骨のペンキ塗りをしたり、コンクリートを作るために、砂をふるいにかけたりするなど、現地の作業員を補助した。小学生を対象に、日本語の授業も行った。

 同教会の会員25人を前に、学生5人が体験談を発表。連日気温30度を超える炎天下で作業に励んだことや、日本語授業で、子どもたちとコミュニケーションを取りながら交流したことなどを話した。

 南山大3年、畠中竜之介さん(22)=北名古屋市=は「授業を通して、いろいろな境遇の子どもたちがいて、一人一人の特徴をしっかりとらえないといけないと思った。将来は子どもたちの教育支援を行いたいと考えるきっかけになった」と充実した表情で振り返った。

 藤井典夫理事長(77)は「日本とはまた違う環境に身を置いて、社会貢献を体験することは、学生たちにとっては貴重なこと」と話した。

(2018年6月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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