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スポーツ  2018.06.11

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バスケット 西日本学生選手権 愛知学泉大が3連覇 愛知県勢対決チーム一丸35点差圧勝

 西日本学生バスケットボール選手権大会は10日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で男女の決勝などを行った。愛知学泉大と名古屋経大の愛知県勢対決となった女子決勝は、愛知学泉大が92−57と圧勝し、3年連続23度目の大会制覇を果たした。男子は近大が京産大を73−70で下し、3年ぶり5度目の優勝。

■重圧はね飛ばし

 圧倒的な力を決勝の舞台でも見せつけた。序盤から主導権を握った愛知学泉大が35点差の大勝で3連覇を達成。通算23度目の優勝で“絶対女王”の地位を確固たるものにした。

 チーム一丸でつかんだ頂点だ。ユニバーシアード日本代表の谷口(現・富士通)ら実力者ぞろいの昨季に比べ、今季は“エース”不在。だからこそ「チーム力で戦う」(安藤主将)と声を掛け合い臨んだ今大会だった。

 準決勝はスモールフォワード鬼塚が16得点、同曽我部が8得点と1年生が躍動した。連覇の重圧や責任感を背負う3、4年生は本来のプレーができずにいた。

 このままでは終われない−。試合後にそう思っていた上級生と鬼塚らが偶然、宿舎で同じエレベーターに乗り合わせた。「負けてられないよ。頑張ろう」と安藤主将。“緊急ミーティング”で士気を高め、決勝にぶつけた。

 4年生のシューティングガード永池は要所で3点シュートを決めるなど10得点。鬼塚も「出ているからにはできることをやらないと」とハツラツとプレーした。「チームの融合がテーマだった」と木村功監督。意地を見せた4年生と元気いっぱいの1年生。大きな収穫と西日本女王の称号を誇りに、全国の頂点を目指す。 (國島紗希)

(2018年6月11日 中日スポーツ8面より)

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