サンドイッチの具材を学生に取り分けてもらう児童＝犬山市で

　犬山市内久保の名古屋経済大で管理栄養士を目指す学生たちが２８日、同市の楽田小学校で児童向けの朝ごはん講座を開いた。

　市内各小から約２５人の１〜５年生が事前に応募して参加。管理栄養学科の学生があらかじめ準備した卵焼きやレタス、チーズなどを個々に選んで、栄養バランスのいいサンドイッチを作って試食した。

　試食に先立ち、学生たちは「朝食は頭、体、おなかのスイッチを入れる大切な食事です」とクイズを交えたりイラストを使ったりして説明した。脳がエネルギーを得て勉強に集中できるほか、体温が上がって病気になりにくくなり、腸が動いて便通がよくなる朝食効果を説いた。

　管理栄養学科の倉橋伸子准教授（６０）は「楽しみながら食に興味を持ってもらおうと、学生たちがアイデアを練った。自分で選択するという一番大事な力を子どもたちが養う役に立てば」と話していた。（三田村泰和）

（2018年8月30日　中日新聞朝刊近郊総合版より）