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学生活動 2018.05.18
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SNS投稿 慎重に 豊田の中学 学生がネット犯罪説明
インターネット上の犯罪抑止に取り組む東海学園大(みよし市)の学生ボランティア5人が17日、豊田市高橋中学校で全校生徒672人を前に防犯講話に臨んだ。これまでの防犯活動の中で得た知識や体験談を織り交ぜながら、スマートフォンや会員制交流サイト(SNS)利用上の注意点を生徒たちに分かりやすく伝えた。(岸友里)
豊田署が管内の小中学校で開催している防犯講話の一環。5人は同大の学生でつくる防犯ボランティア団体「TOPS(トップス)」のメンバーで、県警からはインターネット上の犯罪の予兆を巡視する「大学生サイバーボランティア」の委嘱を受けている。
さまざまな防犯活動に取り組むTOPSは数年前からネット犯罪の抑止にも取り組む。援助交際などの犯罪につながりかねないネットの書き込みを見つけ次第、県警に通報したり、学園祭で学生らに注意を呼び掛けるチラシを配ったりしているという。
初めて臨んだ講話では、スマホの所有者が増えつつある中学生に向け、ネットショッピングやSNSなどのテーマで今すぐできる対策や注意点を重点的に解説した。防犯活動を通して学生らから寄せられた体験談を紹介しながら、スマホでアダルトサイトを見た際にいきなり高額を請求される「ワンクリック詐欺」の手口などを解説。学生たちは「トラブルに巻き込まれたら恥ずかしがらずに、必ず親や警察に相談して」と呼び掛けた。
SNSの注意点について解説したTOPSのリーダーで同大3年の佐藤陽太郎さん(20)は、ネット上で個人情報につながるような写真の掲載や発言は控えるように注意を促した。「SNSの投稿は必ず知らない人から見られていることを忘れないで。便利な半面、使い方を間違えるとトラブルにつながる」と話した。
同中3年の女子学生(14)は「SNSに載せた1枚の写真からでも個人情報が特定されてしまう可能性があると分かった。今日学んだことをこれからの生活に生かしたい」と話した。
豊田署は、今後も小中学校の要望に応じてTOPSと協力しながら防犯講話を実施していく。
(2018年5月18日 中日新聞朝刊豊田版より)
豊田署が管内の小中学校で開催している防犯講話の一環。5人は同大の学生でつくる防犯ボランティア団体「TOPS(トップス)」のメンバーで、県警からはインターネット上の犯罪の予兆を巡視する「大学生サイバーボランティア」の委嘱を受けている。
さまざまな防犯活動に取り組むTOPSは数年前からネット犯罪の抑止にも取り組む。援助交際などの犯罪につながりかねないネットの書き込みを見つけ次第、県警に通報したり、学園祭で学生らに注意を呼び掛けるチラシを配ったりしているという。
初めて臨んだ講話では、スマホの所有者が増えつつある中学生に向け、ネットショッピングやSNSなどのテーマで今すぐできる対策や注意点を重点的に解説した。防犯活動を通して学生らから寄せられた体験談を紹介しながら、スマホでアダルトサイトを見た際にいきなり高額を請求される「ワンクリック詐欺」の手口などを解説。学生たちは「トラブルに巻き込まれたら恥ずかしがらずに、必ず親や警察に相談して」と呼び掛けた。
SNSの注意点について解説したTOPSのリーダーで同大3年の佐藤陽太郎さん(20)は、ネット上で個人情報につながるような写真の掲載や発言は控えるように注意を促した。「SNSの投稿は必ず知らない人から見られていることを忘れないで。便利な半面、使い方を間違えるとトラブルにつながる」と話した。
同中3年の女子学生(14)は「SNSに載せた1枚の写真からでも個人情報が特定されてしまう可能性があると分かった。今日学んだことをこれからの生活に生かしたい」と話した。
豊田署は、今後も小中学校の要望に応じてTOPSと協力しながら防犯講話を実施していく。
(2018年5月18日 中日新聞朝刊豊田版より)