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大学野球  2025.06.02

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大学野球 愛知春季L 東海学園大1部残留へ一丸 今秋で勇退 鈴木監督のために

3回に瀬尾の3点適時三塁打で逆転して盛り上がる東海学園大ベンチ=パロマ瑞穂球場で(石曽根和花撮影)

3回に瀬尾の3点適時三塁打で逆転して盛り上がる東海学園大ベンチ=パロマ瑞穂球場で(石曽根和花撮影)

■名院大に大勝、1勝1敗に

 春季リーグの1部2部入れ替え戦は2回戦を行い、1部6位の東海学園大が2部1位の名院大に10-3で逆転勝ちして、対戦成績を1勝1敗とした。2日にパロマ瑞穂球場で行われる3回戦で東海学園大が勝てば1部残留、名院大が勝てば1部昇格となる。

■4年瀬尾逆転打

 1部残留への崖っぷちで、4年生が意地を見せた。東海学園大は2点を追う3回に押し出し死球で1点差に迫ると、2死満塁から瀬尾が放った大飛球が中堅手の頭上を越え、走者一掃の3点適時三塁打となった。この一打で流れをつかみ、10安打10得点の大勝につなげた。

■11連敗で止めた

 春のリーグ戦は開幕から10連敗。入れ替え戦も名院大に先勝を許した。瀬尾は「ここまで4年生が結果を出せなくて迷惑をかけたので、意地を見せたかった。監督は今年で最後なので2部に落ちるわけにはいかない」。今秋リーグ戦限りの勇退を表明している鈴木保監督とのラストシーズンを1部で戦うため、どうしても負けられなかった。

 主将で8番の榊原が得点に絡む1安打、9番の横道が3安打1打点と下位打線の4年生も奮起。12戦目の初勝利で殻は破った。「最後は気持ちで勝つ」。3回戦も必死に勝利をつかみにいく。 (石曽根和花)

▽2回戦(1勝1敗)
東海学園大(1部6位)014210200―10
名院大(2部1位)  120000000―3
(海)梅森、椎野-堀江
(名)三浦、前橋、堀尾、室伏、日高-片岡

(2025年6月2日 中日スポーツ8面より)
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